この実家、僕が終(しま)いますね。

二人の障害者と介護福祉士の生活

介護福祉士になってからどうする?

介護の仕事って業務独占じゃないから、誰でもやれる。

一応介護福祉士っていう資格はあるんだけど、少しばかりの手当てが付いて、業務は同じ。

先の記事に、外国人介護職員の教育の仕事があるという話をしましたが、何が言いたいのかというと、ずっと同じ仕事を低賃金、高サービスでやっていて、死ぬまでの砂時計がどんどん落ちていって、結局50歳になっても20万円位の手取り。

良いところでボーナス3か月くらいですかね。

年収が300万円~350万円が頭打ちなんですよね。

行政が用意した上位資格みたいなのもあるとおもうんですけど、そろそろ自分達で情報仕入れて上を目指してみようよって思ってます。

 

私が思うのは、介護って、8時間今のレベルのサービスをやろうと思うともう消費されていくだけで、ここで一度立ち止まって、なんで今この仕事してるのかを考えてほしいんですね。

生活のためっていうのなら、お金でしょうから、思い切って新しいスキルを手に入れて転職したほうがいいです。

福祉がどうしても好き!っていうなら、福祉の何が好きなのかを考えてほしいんですね。

私の場合は結局福祉は好きだし、「ありがとうね」とか言われると、「やってていいな」って思うのは事実。

良いことだと思うけど、その介護のスキルって何か別のことに使えるかっていうと、介護でしか使えない。

つまり、介護という仕事が無くなった時には自分には何も残っていないというショッキングな時が来るんですね。

ここからは考え方がいろいろあると思うんですけど、一日3時間くらいの介護職で良いのかなって思うんですね。

後の時間は自分のスキルを磨ける会社で働く。

会社って結局のところ、看板と人脈と道具がタダで使えて、金も貰えるという結構便利なツールなんです。

自分なりに将来を見据えて、どんなスキルが今後必要なのかを考えて、例えばIT系の会社に入ってプログラミングの勉強がてらアルバイトすればいいし。

いや、私は介護が好きすぎて…っていう人は、一日3時間3000円、月60000円もらって、実家に住んでひたすら動画やgoogleで独学して、ちょっと何かできたな。って思ったら、社会で試してみたらいいと思うんですね。

何もしない時間ができると、自分のことを見直す時間ができるんです。

寝ててもいいし、本読んでもいいし、ドライブ行ってぼーっとしていてもいいけど、こんなこと1か月もやっていると飽きるんですよ。

そこで、初めて本当に自分の進路ってぼんやり決まってくるんですね。

やっぱり8時間介護したいって言うなら、正社員に戻ればいいし、いや、将来のことを考えると、金が必要だというなら、今後必要とされるスキルを得るための行動をすべきです。

介護って要するに「優しい気持ち」なんですね。

困っている人が居たら手を差し伸べちゃう、みたいな。

それって、他の仕事をしながらでもできませんか?って思うんです。

通訳の仕事でもプログラミングの仕事してても、困っている人に手を差し伸べることってできるでしょう。

土日にボランティアしてもいいし、寄付したっていいと思うんですね。

何でこんなことをわざわざ文字にして皆さんに伝えようと思うのかっていうと、人生100年時代って言っても、満足な体である時期って本当に少ないんですね。

現役って多分40年位だし、今の世代は年金はもらえないかもしれない。

だから、死ぬまで続けられる仕事って、労働の強度が低い仕事だと思うんです。

今私がやろうと思っているのは、フードドライブの隣の珈琲焙煎屋のおっさんです。詳しくは、children voisのfacebookを見てください。

 

福祉はいいことです。

でも、今の日本は、福祉を続けていくのは、バランスが悪すぎる。

バランスを考えて、日々を過ごさないと、将来自分に必ず帰ってきます。

「2時間後に自分はどこに立っているのかわからない」と誰かが言ってた気がしますが、本当にそうで、まず何か一つ行動してみてください。

 

多動力

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10年後の仕事図鑑

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