この実家、僕が終(しま)いますね。

二人の障害者と介護福祉士の生活

ストレスを抱え、迷える日本人へ

私は生活困窮者自立支援事業の相談員を2年間行ってきた。

年間100回くらい相談の中で、気が付いたことがあります。

日本人は日本の事しか見ていない、と。

ここ20年ほどで普及したインターネットで海外の情報が簡単に無料で手に入るようになりました。

国境線がインターネットの世界ではもう無くて、google翻訳を使えば、どんな国の人とでもコミュニケーションが取れる時代。

日本はずっと島文化で日本語しか話さなくて、ガラパゴス化していました。

世間にはトレンドがあって、そのトレンドはヨーロッパから始まり、アメリカ、日本、中国、東南アジア諸国、そしてインド、またヨーロッパに戻る。

時間軸がそれぞれ10年だったのが最近は早くなって5年位。

これからその差は縮まっていくと思うけど、それはおいておいて。

例えば、ベトナムに行くと、まだ、古き良き日本の原風景を見ることができます。

30年ほど前の日本のような風景。

私が提案したいのは、今のこの小さな日本という国で、自分がやりたくない仕事をして、ストレス貯めて、最悪は自殺とかあって。

そんなことなら、少し前の時代に戻ればいい。

東南アジアやインド。

日本みたいに完璧主義ではなく、皆仕事を楽しんでいる。

海外に行くとわかります。

彼らは決してさぼっているわけではなく、楽しんでいるのです。人生を。

日本の平均寿命が延びても、それは病院で顔にチューブを差した状態で伸びているだけ。

2018年の男性はスイスがトップとなった。

スイスの労働環境は週41時間程度。

残業はない。

それに比べて日本は強ストレス、超残業。

こんなことでは寿命なんて縮まるに決まっている。

日本の平均寿命など、医療水準が高いから、そこに支えられているし、ひろゆき氏曰く、老人の胃ろうで意識もない状態で無理やり生かしているという。

日本人は優秀だと思う。

読み書きもできるし、マナーもいい。ある程度の学力は義務教育によって担保されている。

あとは、日本を飛び出し、世界にも目を向け、観光ではなく、自分の肌で必要な分だけ日本以外を感じてくるといい。

日本にはないファジー感。

低賃金だが物価も安い。

だったら日本と同じだ。

あと、日本人でありがちなのは、土地に縛られているということ。

田舎の人に多いが、例えば実家を守らないといけないと教育されてきた長男、長女と言われる人たち。

実家など知らない、取り壊して売ってしまうか、貸せばいい。

そのようなある意味感情論にナタを振るう必要があるだろう。

自分を縛るものを一度切って、一度しかない人生を自分なりの幸福を追求してもいいのです。

行き止まりなんてこの世にはない。

ヨーロッパに行けば、未来があるし、東南アジアに行けば過去がある。

好きなところに身を置いて、自由に生きてほしい。

ストレスなど、人間が勝手に作った言葉で、そんな物質は存在しないのだから。