この実家、僕が終(しま)いますね。

二人の障害者と介護福祉士の生活

どうしてフィリピン人だけ離婚が多いのか?

衝撃的な事実でしょうか?

日本でも最近離婚率が上がってきています。

それには理由があって、女性の自立、社会進出することによって、夫や家事に捧げる時間より自分の価値を再認識し、社会で働く方に自分の時間を振り始めたからです。

お金の事もあるでしょうが、やはり、自己承認欲求が満たされるというのが大きいのは無いのかなと思っております。

さて、本題のフィリピン人だけ離婚が多いのか?

こと、日本に来ているフィリピン人が行くのは大使館ですが、フィリピン大使館だけ異常に離婚申請が多い事実がわかりました。

単純に日本に来ている外国人でフィリピン人が多いというのもあります。

でも、それにしてもという比率です。

そこで、ここでは少し推察していこうと思っています。

 

そもそもフィリピン人は法律上の結婚についてどう思っているのか?

もちろん現地でも結婚制度はありますし、法律上の結婚をしている家庭も多いですが、していない人も多いという点です。

フィリピンでの結婚は、一言で言うと「しても良いけど、しなくても生活は回る」ので、順番的には後回しという感じです。

そして、日々の生活に追われ、結局結婚せずに別れてしまう事も多いとか。

そもそもフィリピンの女性は結構若い時にたくさん子供を授かります。

宗教的に堕胎に関して消極的であることや避妊に関してはあまり行わないためか、健康な若い女性のためか、妊婦さんが本当に多いし、子供を抱いた女性をたくさん見ることになります。

18歳で子供が居るというシングルマザーもたくさんいます。

18歳というと、まだ子供という印象を持ちますが、子供を授かったら、その時から彼女たちは母親になります。

では父親はどうか?というと、そちらも子供なんですね。

自分たちが若いころを思い出してみてください。

男性ならホルモン分泌バリバリの頃で、一人の女性で収まらない年代というのもわからないでもないなとも思います。

そんな若い二人が子供を授かったら、日本であれば「おいおい」って周りから何か言われそうなもんですが、フィリピンではそれが普通なので、問題になることはありません。

 

日本人の考える法律上の結婚とは?

私は昭和生まれの男性ですが、自分が18歳の頃は大学入試に向けて常に勉強に勤しんでいたように思います。

大学に入って4年間22歳になっても周りには結婚している人もおりませんし、子供を授かっている人も居ませんでした。

大学卒業後、会社に入り、給料が貰えて、何となく徐々に結婚する人がぽつぽつ出てきたように思います。

でも、彼女が居ても、まだまだ結婚はできないなと考える人が多いのか、男性25-30歳くらいで3割、31-35歳くらいで5割という感じで、結婚後子供を授かる。

と、そんな順番で物事が進む人が多いのかと思っております。

結婚したら、離婚はあまりしてはいけないとうっすら刷り込みが入っているので、離婚率は少なかったと思います。

旦那は会社で働き、車を買い、家を買い、夫婦年老いて、子供が巣立ち、自分たちは二人で老後を過ごす。

片方が死ぬ頃には子どもがそれを相続し、家を守り続ける。

そんな刷り込みが日本人にはあります。

 

日本人とフィリピン人の結婚観に関する圧倒的な違い。

「フィリピン人は好きな人と一緒に居る事」の中に結婚という言葉が入っている点と、「日本人は結婚しているから一緒に居る」という点でとても大きな違いがあります。

フィリピンの人は恋愛をアトラクションのように扱います。

こと、日本人に関してはどうでしょう?

重いですよね、結婚という言葉。

結婚すると責任が・・・とか。

日本でも結婚というのはコスパが悪いという考え方が生まれてきています。

それは、独身の時の支出より結婚すると4倍固定支出が増えるという点です。

もちろん、男女共働きであれば、何とか支えていく事ができますが、専業主婦の場合はよっぽどお金持ちでないと破綻します。

一方、フィリピンはどうか?というと、先ほども書いたように、情熱的な人が多いというメリットに対して、冷めやすいというデメリットもあります。

それを本人たちも理解しているから、好きになった男性には結婚をあまり求めないだと思います。

対フィリピン人に対しては。です。

でも、日本人には結婚を求めてきますよね?

それは、日本に行きたいからという理由が大きいでしょう。

なぜ日本に来たいのかというと様々あると思いますが、多分一番多いのは「日本で働けるから」ではないでしょうか。

今のところ、日本とフィリピンでの物価差は5倍からモノによっては10倍近く違います。

その経済的な魅力も大きいと思います。

私はそれが悪い事だとは思っていません。

問題は日本人男性が「離婚も当然あり得る」と心構えをしているかどうかです。

日本人男性は前述したとおり、結婚したら、自分が死ぬまで一生一緒に居てくれるという刷り込みが入っていますが、彼女たちはそんなこと考えていません。

彼女たちも愛していない訳ではないが、順番が違い、「あなたは私が幸せになるためのツール」と割り切っている点だと思います。

 

法律的結婚をするべきか?

私個人的にはノーです。

そもそも現地では結婚制度無しでも個人生活は回っている点と、現地の男性には積極駅には求めていないという点です。

結婚すると、法律が付いてきます。

もし、そんなカジュアルな恋愛観で結婚した場合、離婚すると財産分与で財産の半分を持っていかれます。

旦那に不定があった場合は、慰謝料も請求されるでしょう。

子供を授かると、養育費の支払いは必須です。

どうですか?

自分の持っている結婚への期待感と、彼女たちが持っている結婚への価値観とマッチしますでしょうか?

その辺りは、個人個人考え方も違うと思いますので、一度立ち止まって考えてみてもいいのではないのかなと思います。

 

じゃあ、どうすればお互い幸せに暮らせるか?

それは、フィリピンで一緒に住む事です。

もうそれしかないと思います。

フィリピンの女性は本当にフィリピンを愛しています。

これは日本人が日本を愛する以上と言い切ってもいいくらいそうです。

結局、彼女たちは自国を愛し、コミュニティを愛し、家族を愛しています。

多分あなたは順番はその下でしょう。

でも、惚れたのであれば、そのくらいできるでしょう。

英語やタガログ語を勉強し、フィリピナイズされていけばそれでいいのです。

お金の管理だけは怠らず、日本に財産を残さない。

全て現金に換え、資産を現金に換え、保有するか預金するか、投資しておく。

給料も一部を家族に渡し、財布は自分で握ること。

フィリピンでの平均寿命は60歳か、それ以下です。

日本に帰らず、フィリピンの奥さんが隣に居る横で死んでいく。

私はその時に結婚してもいいかどうかを考える方が合理的だと思います。

最後までお金か・・・と言われると思いますが、そんなことは日本人の奥さんでも同じです。

というか、法律的にお金を使用し解決することになっているから、どこまで行ってもお金という言葉は、付いて回りますし、愛情と帳消しなんてことはありません。

フィリピン人女性のすばらしさは、そういった事の裏返しに、明るかったり、ポジティブだったり、そんなところに惹かれるのではないですか?

でも、その裏側には日本人でわからない、知らないかった事がたくさんあります。

それを知らずに簡単に結婚に踏み切るのではなく、押しつ押されつ、対等な立場を保ち、時間を共にすることで、自分たちオリジナルの愛情の形を育てていってくれればと思います。

個人的には、自分も「同棲したけど、この女性とは合わないな」と思ったら、次に行けばいいとも思っています。

お金を持っている男性は、見た目が変だったり、年寄りでも確実にモテます。

自分の人生ですので、最後自分が満足できる形でフィナーレを迎えてもらえたらと思いこの記事を書きました。